乙種4類危険物取扱者
乙種4類危険物取扱者試験
乙種4類危険物取扱者試験は科目ごとに、それぞれ60%以上の点数で合格です。
平成30年度の合格率は38.7%で、前の過去3年を見ると30%台前後の合格率になっています。
危険物に関する法令の独学
危険物に関する法令(試験での問題数は15問)
法令の勉強は、過去問集を繰り返しやる!
もう一度言います。繰り返しやる!!それだけです。
私はテキストも一応読みましたけど法令に関しては必要なかったと思っています。過去問集を2・3回繰り返せば合格点は大丈夫です♪
基礎的な物理学及び基礎的な化学の独学
基礎的な物理及び基礎的な化学(試験での問題数は10問)
これは苦戦しました。物理学と化学は中学・高校レベルという事だったので「余裕だろっ」ぐらいに思ってたんですけど…
テキストを1回読んで過去問を解いてみたら、もう全然ダメ
試験までの1ヶ月間「過去問を解いて間違えたところはテキストで確認」を繰り返してました。それでも過去問の年度によっては合格点に届かないことがあったので、
最後はNHK高校講座の物理基礎と化学基礎の動画を視聴したりもしました。
理系の人には余裕なんでしょうが、私みたい方には乙4の勉強で一番苦労すると思います。
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の独学
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(試験での問題数は10問)
性質並び消火はテキストやテキストについていた付録を何回も読んでをノートに書き出し暗記!
こんな感じです。
ガソリン 第一石油類 指定数量(200㍑) 発火点(約300℃) 引火点(-40℃) 水に溶けない 水より軽い オレンジ色に着色 燃焼範囲(1.4~7.6)
(ガソリンや灯油などは覚えやすかったけど、普段で触れることのない危険物の性質は頭になかなか入らなかったです)
後は他の科目と同じで過去問!
過去問を繰り返しているうちに暗記(記憶)が定着して問題を答えられるようになりました。
使用したテキスト・過去問題集
このテキスト(10日で受かる!乙種第4類危険物取扱者すい~っと合格)をメインで勉強しました。見た目で「なんか簡単そうだな」と、よく考えず購入したんですけど見やすく分かり易かったです。 ただ過去問が少なかったので、もう1冊別の問題集を購入しました。
過去問だけではなくテキストと問題の解説も収録されてるので、これ1冊でも合格できるんじゃないですかね。私は過去問と解説のみ利用です。
乙4の独学まとめ
乙4はしっかり勉強すれば短期間で取得できる資格です。
私も仕事をしながら、1ヶ月1日1時間の勉強で合格することができました。物理及び化学はギリギリでしたけど (^_^;)
乙種4類危険物取扱者を取得すれば、第4類危険物(二硫化炭素・ガソリン・軽油・灯油、重油・ギヤー油・アマニ油など)を取り扱うことができるようになり、ハローワークでの求人も多く(危険物を扱う様々な職場で必須の資格です)転職・就職にも活用できますよ。
第4類危険物(引火性の液体)
品名(区分) | 代表的物品名 | 指定数量 | |
---|---|---|---|
特殊引火物 | 二硫化炭素 ジエチルエーテル 酸化プロピレン アセトアルデヒド等 | 50ℓ | |
第1石油類 | 非水溶性 | ガソリン ベンゼン トルエン エチルメチルケトン等 | 200ℓ |
水溶性 | アセトン ピリジン等 | 400ℓ | |
アルコール類 | メチルアルコール エチルアルコール等 | 400ℓ | |
第2石油類 | 非水溶性 | 灯油 軽油 クロロベンゼン キシレン スチレン等 | 1000ℓ |
水溶性 | 氷酢酸(酢酸) アクリル酸 プロピオン酸等 | 2000ℓ | |
第3石油類 | 非水溶性 | 重油 クレオソート油 ニトロベンゼン アニリン等 | 2000ℓ |
水溶性 | グリセリン エチレングリコール等 | 4000ℓ | |
第4石油類 | ギヤー油 シリンダー油 モータ油 タービン油等 | 6000ℓ | |
動植物油類 | アマニ油 ヤシ油 キリ油 ナタネ油 オリーブ油等 | 10000ℓ |
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