第2種電気工事士
第2種電気工事士試験の筆記試験
第2種電気工事士試験の筆記試験は問題数50問(1問2点)で30門正解(60点)で合格になります。
平成30年度上期の受験者数は74091人で合格者は42824人でした。
電気に関する基礎理論の独学
まずここは
オームの法則や電気理論の基礎を覚えて理解する…
必要はないです。
時間がない人や苦手な人は基礎理論を勉強しなくても全然問題ありません。
合格できます!
この科目は電気工事士の勉強では1番大変です。大変な割に問題数は50問中で5、6問しかでません。
オームの法則・抵抗の公式・回路・力率…私もテキストを理解できるまで何度も何度も読みましたよ。
そして
私は基礎理論の勉強を途中でやめました (^_^;)
試験では途中まで勉強してたので3問ぐらい正解してましたけど、適当に答えても何問かは正解するかもしれませんしね。
苦手な人は基礎理論は捨てて他の科目に時間を使う方が合格に近づくと思います。
配電理論及び配線設計の独学
「IM≦IH IW≧IM+IH」などでてきて、ここも最初は難しそうだなと思ったんですけど、過去問を繰り返して解いているうちに問題を解けるようになりました。(答えの暗記ではありません)
簡単な計算問題もありますので、やっぱりここもテキストをしっかり読み公式を憶え過去問を何度も解いてください。本番は6、7問ぐらい出題されました。
電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の独学
写真を見て工具や材料の用途を答える問題などが出題されます。材料や工具・器具の名前や特徴、どのような時に利用するかを覚えましょう。
ここは確実に点数が取れる科目です。実際に本番も簡単な問題(過去問の使い回し)ばかりでした。
電気工事の施工方法の独学
施工方法や工事の種類を答える問題が出ます。テキスト読んで過去問を繰り返しやれば難しくありません。
ここも確実に点数を!!
一般用電気工作物の検査方法の独学
電気工事士の試験の中では少し難しかったですけど、この科目も暗記ですね。
テキストをしっかり読みこんでから過去問を!
一般用電気工作物の保安に関する法令の独学
法令はテキストをパラパラとみて、後は繰り返し過去問を解きました。試験では3問とも過去問の使い回しのような問題で簡単でした。
配線図の独学
配線図を見ながら回答する問題で問題数は20問。ここで大量得点を!
ズバリ
配線図記号の暗記です。
記号を覚えて過去問を解いて問題に慣れましょう。そうすれば配線図もなんとなく読めるようになります。
そして記号や機具の写真問題は確実に点数を取りましょう。
落としていいのは複線図の問題(リングスリーブや差込形コネクタの数を考える問や電線本数の問)ぐらいですかね。難しいですから。
私は複線図の勉強をしていなかったので捨てました。
ただ技能試験の合格には複線図の理解が必要なので結局、筆記試験後にみっちりやることになりました。
まあ、この科目は暗記してしまえば簡単ですよ。
筆記試験に使用したテキスト・過去問題集
電気とは無縁の仕事で、専門知識ゼロだったのですが、このテキストをメインに勉強して1ヶ月半で筆記試験に合格することができました。とにかく読みやすくて、とても頭に入りやすかったですね。同じすいーっとの過去問集とセットで購入するのがおすすめです。
試験前の1週間は毎日1時間この問題集だけやっていました。問題が科目ごとに整理されているので確実に筆記試験の力がつきます。試験後には、この過去問集だけでも合格できたんじゃないかって思うぐらい私の受験した第2種電気工事士の試験は過去問と同じ又は似ている問題が出ました。本当におすすめです。
第2種電気工事士試験の技能試験
第2種電気工事士試験の技能試験は候補問題が毎年1月に公表され、その中の1つが試験当日に出題されます。電気工事士技能試験(第1種・第2種)欠陥の判断基準に基いて合格・不合格が判定され、ミス(欠陥)が1つでもあれば不合格になります。
平成30年度上期の受験者数は55612人で合格者は38586人でした。
複線図の独学
複線図は技能試験で採点されることはありませんし絶対に書く必要があるものではありません。
(実際に試験でも工業高校の学生さんは試験開始と同時に作り始めていました)
しかし候補問題の単線図を見て複線図を書くことによりミスなく作業を行うことができます。
私は、テキストに付いていた候補問題の複線図の書き方練習帳をみながら何度も書いて覚えました。候補問題は13問あり候補1から順に練習したのですけど、候補10ぐらいになると練習帳を見なくても、ある程度は複線図がかけるようになってました。
複線図を正確に描けるようになることが合格への近道だと私は思います。
複線図は練習あるのみです。
技能試験の独学
私の場合は最初に1回分の練習用部材セットを購入しました。
練習方法は複線図を描き、技能試験用のテキストを見ながら候補問題作る。
それを候補1から順に13まで、1日1問ずつ13日かけて作りました
普段、工具等を使う仕事をしていませんから作るのに時間がかかりましたね。電線も触れたことありませんでしたし
まあ10日目にはギリギリ時間内に作れましたけど、不安だったので2回分の部材セットでは追加で注文しました。
技能試験は欠陥が1つでもあると不合格ですから
そして今度は、1日2問ずつ毎日練習・練習・練習です!
もう完璧に仕上がりました!
ただ合計3回分を購入しましたけど2回分で十分だと思います。
よくわかってなかったので、材料だけではなく工具なども色々と購入しすぎました。
技能試験に使用したテキスト
私のような素人には、ケーブルの測り方・切り方・被膜の剥ぎ方の実技の基本作業やケーブルストリッパの使い方などわかりやすく説明してくれていて助かりました。(写真が多くわかりやすいですしDVDも付いています)
このテキストを読み込んで作業方法を覚え1ヶ月の練習で合格することができました。
技能試験や練習で使用した工具と材料セット
ホーザンの電気工事士技能試験工具セット(VVFストリッパー入)を購入して使いました。VVFストリッパーは合格に絶対必要な工具です。
セットに入ってなかったホーザンの合格ゲージ「試験の時間短縮に」も購入しました。合格ゲージはVVFストリッパーに取り付けて使います。これも便利で本当に時間短縮できます。値段も680円でお勧めです。
合格マルチツール(レンチ・穴あけ・ねじ切り・器具を取り付等)も購入しましけど、これは別に購入しなくてもよかったですかね。
せっかく購入したので試験でも使いましたけど。(値段も655円で便利ですよ)
後は部材セットに特典として入っていた合格クリップもリングスリーブ圧着の時に便利!
知識がないので工具を自分で買い揃えることができないですから工具セットは嬉しいですね。特にVVFストリッパーは制限時間のある技能試験に本当に必要ですよ。
ホームセンターなどで購入すりこともできるんでしょうけど、セットになっていて自分で買い揃える手間が省けます。
第2種電気工事士の独学まとめ
筆記試験の勉強が1ヶ月半で技能試験の勉強が1ヶ月の2ヶ月半で第2種電気工事士の資格を取得できました。
筆記試験は、たまたま私が受験した年がラッキーな年だったのかわかりませんが過去問の類似問題も多くあまり難しいとは感じませんでした。
技能試験は練習をすれば候補問題を時間内に作れるようになります。ただ試験では緊張でVVFストリッパーを持つ手が少し震えましたし、練習ではしないようなミスもしてしまいました。
時間内に修正できたので合格できましたけれど練習と本番は違いましたね。技能試験の敵は自分のメンタルでした (^_^;)
最後に、第二種電気工事士の試験は知識0からでも、しっかり勉強すれば3ヶ月ほどで合格できます。ハローワークでの求人数も多いのでオススメの資格です。