乙種5類危険物取扱者
乙種5類危険物取扱者試験
乙種5類危険物取扱者試験は科目ごとに、それぞれ60%以上の点数で合格です。
平成30年度の合格率は66.1%で、前の過去3年を見ても60%台後半の合格率になっています。
危険物に関する法令の独学
乙種4類危険物取扱者の資格保有のため試験科目免除でした。
勉強方法は乙種4類の記事で解説しています。
基礎的な物理学及び基礎的な化学の独学
法令と同じで、乙種4類危険物取扱者の資格保有のため試験科目免除です。
こちらも勉強方法は乙種4類の記事で解説しています。
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の独学
乙種5類危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(試験での問題数は10問)
性質並び消火の勉強方法は、危険物の物品名(危険物の名前)・品名(〇〇類など)・形状(色や液体、個体、結晶など)・溶解(水に溶ける、溶けないなど)・消火方法をノートにまとめて暗記しました。
例えばこんな感じです。
過酸化ベンゾイル – 有機過酸化物 – 白色粒状結晶で固体 – 水に溶けない – 有機溶剤に溶ける – 大量の水、泡消火剤で消火
ピクリン酸 – ニトロ化合物 – 黄色の結晶 – 乾燥さける – 冷水に溶けない – 熱湯に溶ける – アルコール、ベンゼン、ジエチルエーテルに溶ける – 有毒 – 大量の水で消火 – 火が付くと消火困難
だいたい15種類の物品を上記のようにまとめて暗記、後は過去問!過去問を繰り返しているうちに暗記(記憶)が定着します。
使用したテキスト・過去問題集
過去問だけではなくテキストと問題の解説も収録されています。実際に私が受験した試験でも、このテキストの問題と類似の問題が出題されました。オススメです!
乙5の独学まとめ
乙5はしっかり勉強すればかなり短期間で取得できる資格です。
私も仕事をしながら、1週間1日1時間の勉強で合格することができました。80点(10問中8問正解)でした。
乙種5類危険物取扱者を取得すれば、第5類危険物(ニトログリセリン・ニトロセルロース・アジ化ナトリウムなど)を取り扱うことができるようになり、ハローワークでの求人は少なく(2019年5月にハローワークインターネットサービス求人検索で)転職・就職にも活用できるかわかりませんが、保有資格はふやせます!!
第5類危険物(自己反応性物質)
品名(区分) | 代表的物品名 | 指定数量 | |
---|---|---|---|
有機過酸化物 | 過酸化ベンゾイル エチルメチルケトンパーオキサイド | 第一種自己反応性物質10kg 第二種自己反応性物質100kg | |
硝酸エステル類 | 硝酸メチル 硝酸エチル ニトログリセリン ニトロセルロース | ||
ニトロ化合物 | ピクリン酸 トリニトロトルエン | ||
ニトロソ化合物 | ジニトロソペンタメチレンテトラミン | ||
アゾ化合物 | アゾビスイソブチロニトリル | ||
ジアゾ化合物 | ジアゾジニトロフェノール | ||
ヒドラジンの誘導体 | 硫酸ヒドラジン | ||
ヒドロキシルアミン | – | ||
ヒドロキシルアミン塩類 | 硫酸ヒドロキシルアミン 塩酸ヒドロキシルアミン | ||
その他政令で定めるもの | アジ化ナトリウム 塩酸ヒドロキシルアミン硝酸グアニジン | ||
前各号のいずれかを含有するもの | – |
危険物取扱者に関するその他の記事