厚生労働省・公正取引委員会・中小企業庁主催でフリーランス・事業者間取引適正化等法の説明会が7月から8月にかけて開催されるそうです。
働き方が多様化する中、フリーランスとして働く人々の数が急増しています。しかし、個人事業主であるフリーランスと大企業などの発注事業者との間では、しばしば交渉力の差からトラブルが発生しています。代表的な問題として、報酬の未払い、ハラスメントなどが挙げられます。このような不公平な状況を是正し、フリーランスが安心して働ける環境を整えるため、「フリーランス・事業者間取引適正化等法」が2024年11月1日に施行されることが決定しました。
対象者はフリーランスの方と取引を行う事業者とフリーランスの方
- 東京会場 中央合同庁舎第5号館 令和6年7月24日(水)14:00~16:00
- 愛知会場 中部経済産業局 令和6年7月25日(木)13:00~15:00
- 北海道会場 札幌第1合同庁舎 令和6年7月26日(金)14:00~16:00
- 福岡会場 福岡合同庁舎本館 令和6年7月31日(水)14:00~16:00
- 大阪会場 大阪合同庁舎第4号館 令和6年8月7日(水)14:00~16:00
- 香川会場 高松サンポート合同庁舎南館 令和6年8月20日(火)14:00~16:00
- 広島会場 広島合同庁舎4号館 令和6年8月23日(金)14:00~16:00
- 宮城会場 仙台第2合同庁舎 令和6年8月27日(火)14:00~16:00
- 東京会場 (追加) 日本教育会館 令和6年8月30日(金)14:00~16:00
公正取引委員会のWebサイトから「フリーランス法説明会の申込み」予約申込フォームから申し込みできるそうです。
法律の主な目的と対策
この新しい法律は、フリーランスの権利を保護し、公正な取引を促進するために以下の施策を導入します。
報酬支払いの確実化
フリーランスが提供したサービスに対する報酬が期日までに支払われない場合、法的措置を迅速に取れるようになります。これにより、フリーランスの経済的安定が確保されます。
ハラスメント防止策の強化
フリーランスがハラスメントを受けた場合、発注事業者は法的責任を負います。この法律により、ハラスメント防止のための具体的な対策が強化され、フリーランスの働く環境が改善されます。
交渉力の平等化
フリーランスと発注事業者の間の交渉力の差を是正するための仕組みが導入されます。これにより、フリーランスが不利な条件で契約を結ばされることが減少し、公正な取引が実現されます。
トラブル解決支援の充実
報酬未払い、ハラスメントなどのトラブルが発生した際に、フリーランスが適切な救済を受けられるよう、相談窓口や仲裁機関が設置されます。これにより、迅速かつ効果的な問題解決が図られます。
この法律の施行により、フリーランスの働き方が一層安心で安全なものとなり、多様な働き方がさらに推進されることが期待されています。