診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験とは?
診療報酬請求事務能力認定試験は、医療保険事務に関する日本の民間資格で、公益財団法人日本医療保険事務協会が認定を行っています。厚生労働省の後援で1994年より認定が開始しており、医科と歯科をカバーする民間資格となっているのが特徴です。
試験は医科と歯科のいずれかから選択する形で、更に学科と実技試験に分けられます。
学科は医療保険制度や法令などに関する選択式のマークシートで、実技はカルテから手書きでレセプトの診療報酬明細書を作成する試験という内容です。
試験は年2回で、7月と12月の日曜日か祝日に全国の主要な都市に会場が設けられます。
試験会場は北は北海道から南は沖縄までで、試験は13~16時の時間帯に実施されます。
診療報酬請求事務能力認定試験の将来性は?
医療事務者の能力向上を目的としていることから、資格を取得すれば医療事務の仕事に従事できるチャンスが得られます。つまり将来性がありますし、長く働くことも決して夢ではないと思われます。
民間資格なので国家資格並の効果に期待するのは難しいですが、それでも資格を持っていれば転職を含めてチャンスが広がるでしょう。就職の武器にもなりますし、転職の際の面接でも活きていますから、資格取得に挑戦したり受験する価値は十分にあります。
勿論、資格を取得しても活かせるかどうかは、その人次第なので、将来性を考えて勉強をしたり受験することをおすすめします。受験そのもののハードルは低いので、挑戦しようと思えばいつでも勉強が始められます。
診療報酬請求事務能力認定試験の勉強方法は?
知識のない状態からスタートとなると勉強期間は10ヶ月ほどを要すると思われます。この長い学習期間に合わせて、計画的に取り組むことが重要となります。
テキストや参考書などによって勉強のペース、効率が変わってきますから、合格に近づける役立つものを手元に用意して、勉強に取り組むことが大事です。
幸いなことに、診療報酬請求事務能力認定試験に適した受験対策のテキスト、予想問題集などがあるので、勉強に必要なものは簡単に揃えられます。
過去問題も勿論手に入りますから、基本を頭に入れて出題範囲を把握してから、過去問を解くといった勉強方法で攻略できます。独学に自信がないのであれば、講座を受講したりスクールに通う検討をしてみるのも良いでしょう。
診療報酬請求事務能力認定試験の難易度は?
合格率が35%前後となっているので、それなりに難しいと捉えるのが妥当です。
診療報酬請求事務能力認定試験は現在民間資格ですが、従来は公的資格の一種だったので、資格を持っていれば医療の現場で評価されます。
だからこそ難易度が高めに設定されていますし、しっかり勉強しなければ合格できない難しさとなっているわけです。試験の難問といえるのは専門用語を読み解いたり、レセプトの作成に関する部分です。しかし計算が求められる問題は出題されないので、数字が得意でも計算が苦手な人でも大丈夫です。
とはいえ、診療報酬点数に関する出題は多いですから、この点については覚悟が必要です。
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