再就職手当とは?受給条件・申請期限・必要書類とハローワーク

雇用保険の再就職手当

再就職手当は、基本手当の支給日数を一定以上残して安定した仕事に就き、8つの要件をすべて満たした人が申請する給付です

早く就職すれば誰でも自動的にもらえる手当ではありません。基本手当の残日数、待期、給付制限中の応募経路、雇用見込み、前の会社との関係、過去の受給、内定時期、雇用保険加入などを確認します。2026年8月時点の要件と申請の流れを求職者向けに整理します。

結論8要件応募経路支給額申請対象外よくある質問
結論就職前に管轄ハローワークへ申告し、対象の可能性があれば、就職日の翌日から1か月以内を目安に支給申請書を提出します。

所定給付日数の3分の1以上を残していることをはじめ、8要件をすべて満たす必要があります。応募前から内定していた会社や、給付制限中の最初の1か月に紹介要件を満たさない就職などは対象外になる場合があります。

再就職手当の8つの支給要件

  1. 就職日前日までの失業認定後、基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上ある
  2. 1年を超えて勤務することが確実と認められる
  3. 7日間の待期満了後の就職である
  4. 給付制限を受けた場合、待期満了後1か月間はハローワーク等または許可・届出のある職業紹介事業者の紹介による就職である
  5. 離職前の事業主や、密接な関係のある事業主への再雇用ではない
  6. 就職日前3年以内に再就職手当または常用就職支度手当を受けていない
  7. 受給資格決定前から採用が内定していた事業主への就職ではない
  8. 原則として雇用保険の被保険者資格を取得する条件での雇用である
雇用期間の表現、更新見込み、関連会社への就職、過去の受給歴などは個別確認が必要です。自分で要件を満たすと断定せず、受給資格者証と労働条件を窓口へ示してください。

給付制限中は応募経路に注意

離職理由による給付制限を受けた人は、待期満了後1か月間に就職する場合、ハローワーク等または許可・届出のある職業紹介事業者の紹介が要件です。オンライン自主応募や会社への直接応募はハローワークの紹介ではありません。

ハローワーク紹介窓口紹介やオンラインハローワーク紹介。紹介状が発行されます。
オンライン自主応募求職者が自分で応募する方法で、ハローワーク紹介には当たりません。
民間紹介事業者許可・届出のある職業紹介事業者による紹介かを確認します。
給付制限がない・1か月後応募経路以外の要件は残るため、必ず窓口で全体を確認します。

支給額は残日数に応じて60%または70%

3分の2以上を残す基本手当日額×支給残日数×70%が基本の計算式です。
3分の1以上を残す基本手当日額×支給残日数×60%が基本の計算式です。

再就職手当の計算に使う基本手当日額には上限があり、毎年8月1日に改定されます。このページでは金額を固定掲載せず、受給資格者証と最新リーフレットで確認します。

例として計算するときも、実際の支給残日数、受給期間満了日、基本手当日額の上限によって結果が変わります。支給額の見込みを給与の代わりとして先に使わないでください。

申請までの流れと期限

1就職を申告原則として就職日の前日に、採用証明書などを用意して申告します。
2申請書を受け取る対象の可能性があれば、再就職手当支給申請書の案内を受けます。
3会社へ証明依頼事業主欄へ雇用条件や採用経路などを記入してもらいます。
41か月以内に提出就職日の翌日から1か月以内を申請期限として管轄窓口へ提出します。

原則の申請期間は就職日の翌日から1か月以内です。厚生労働省は、申請期間を過ぎても2年の時効が完成する前なら申請できると案内しています。ただし、申請や支給が遅れる可能性があるため、期限内の提出を基本とし、過ぎたことに気づいたらすぐ管轄ハローワークへ連絡してください。郵送可否も窓口へ確認します。

対象外になりやすいケース

残日数が3分の1未満所定給付日数に対する支給残日数が要件を下回る場合。
受給資格決定前の内定求職申込み前から採用が決まっていた会社への就職。
1年超の雇用見込みがない短期契約で更新見込みを含め要件を満たさない場合。
待期中の就職7日間の待期が満了する前に就職した場合。

支給されない場合でも就職が不利という意味ではありません。給付のためだけに就職日を変えたり、実際と異なる申告をしたりしないでください。

関連する案内

採用後の手続き全体内定から就職申告、入社まで。 就職が決まったときの連絡再就職手当より先に就職申告を確認。 採用証明書とは就職先へ記入を依頼する書類。 応募経路の違い給付制限中の紹介要件に注意します。

よくある質問

正社員なら必ず対象ですか?

正社員という名称だけでは決まりません。残日数、待期、応募経路、雇用見込み、過去の受給、内定時期など8要件すべてを確認します。

パートや契約社員でも対象になりますか?

雇用形態の名称だけで除外されませんが、1年を超えて勤務する見込みや雇用保険加入などの要件を満たす必要があります。個別条件を窓口へ示してください。

自己都合退職だともらえませんか?

自己都合退職でも要件を満たせば対象になり得ます。ただし給付制限を受ける場合、待期満了後1か月間の応募経路に要件があります。

1か月の申請期間を過ぎたら申請できませんか?

厚生労働省は、申請期間を過ぎても就職日の翌日から2年の時効内であれば申請できると案内しています。ただし遅延につながるため、気づいた時点ですぐ管轄ハローワークへ確認してください。

申請すればいつ振り込まれますか?

申請書受理後に審査されるため、全国一律の即日支給ではありません。不備確認や在籍確認などで時間がかかる場合があります。

2026年8月の上限額はいくらですか?

上限額は毎年8月1日に改定されるため、このページでは固定していません。最新の再就職手当リーフレットまたは管轄ハローワークで確認してください。

公式情報

厚生労働省 再就職手当Q&A8要件と60%・70%の計算式。 厚生労働省 就職促進給付最新の再就職手当リーフレットを確認できます。 申請期間を過ぎた雇用保険給付2年の時効内の申請について確認できます。 雇用保険手続きのご案内基本手当と就職促進給付の公式案内。
厚生労働省・ハローワークの公式情報を確認して作成しています。基本手当日額の上限は毎年8月1日に改定されるため固定額を掲載していません。原則の申請期間は1か月、時効は2年ですが、支給可否は管轄ハローワークの審査で決まります。

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